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お客様の声:KUBOTA 遠心機

日本小動物医療センター様

[5930、RS-3020M] 現行モデル S700FR

お仕事の内容

動物医療のニーズが社会的に高まる中、かかりつけ医様と連携し、「先端医療機器を駆使した高度医療」をご提供される目的で埼玉県所沢市に設立されました。 夜間救急診療のご提供や、がん治療などに力を入れていらっしゃいます。

施設名
日本小動物医療センター

施設ご紹介
専門的な動物医療のご提供
学術研究交流などのご支援

動物病院HP
http://jsamc.jp/

今回の事例は日本小動物医療センター様での運用例のご紹介で、導入にあたっては各施設で最適と思われる方法をご検討ください。

社会的にも動物医療のニーズが高まる中、いくつかの動物病院様・大学獣医学部様などでは、ボランティアベースでのペット同士の輸血を支援されています。
日本小動物医療センター様でも、これら動物輸血を支援されるための設備とスタッフを揃えられており、かかりつけ医様と連携して高度医療をご提供されています。
動物医療向けの輸血に関して、弊社Model 5930とRS-3020Mロータをご活用いただいているとお聞きし、お話を伺いました。

まずお仕事の内容をお教えいただけますでしょうか?

当センターは、一般動物病院からの依頼症例で成り立っており、いわゆる二次診療施設と呼ばれます。
通常の動物病院では対応が難しい症例を診察することが多く、専門的あるいは高度な治療を要する疾患が大部分を占めています。

実際の使用方法を教えていただくことは可能でしょうか?

使用方法は次のようになります。

  1. 200mLのシングルバッグに、供血にご協力いただけるボランティアの犬の血液を採取する。
  2. 血液バッグを低反発のウレタン材ではさみ、ロータのバケットにセットする。
  3. バケットにシールドキャップをして、4℃、3,000rpm、10分、加速レベル3、減速は自然減速で遠心分離する。
  4. 遠心分離後、バフィーコート層を崩さないよう注意して取り出し、専用スタンドにかける。
  5. プレーンのバッグを遠心分離した血液バッグにつなぎ、スタンドを使ってゆっくり血漿部分だけ取り込んでいく。
  6. 血漿成分を取り込んだバッグを冷凍(-80℃)で、血球成分を冷蔵で保存する。



1:200mLシングルバッグに血液を採取する


2:血液バッグを低反発のウレタン材ではさみ、バケットにセットする


3:バケットにシールドキャップをして、4℃、3,000rpm、10分、加速レベル3、減速は自然減速で遠心分離


4:遠心分離後、専用スタンドにかける


5:プレーンのバッグに血漿部分だけ取り込んでいく


6:治療に使う血漿部分(左)を、-80℃で冷凍保存する

主に血漿のことを中心にお聞かせいただきましたが、血球の方はお使いにならないのでしょうか?

貧血への対応や外科手術などで、血球成分や全血を使用することもあります。

いっぽうで当施設固有の事情として、特にがんセンターではDICなどの治療の機会が多い分、血漿のニーズが高くなります。
そのほか血球成分や全血に比べて輸血後の副作用が少ないことから、獣医師にとっても血漿は使いやすいこと。また血漿は血球に比べて保管がきくことから、使用頻度としては血漿の方が高いので、今回は血漿を中心に説明した次第です。

いろいろとお話を聞かせていただきましたが、何か遠心分離に関してご不満などはありますでしょうか?

今は血液バッグを低反発のウレタン材ではさんでいますが、ウレタン材は一回遠心分離にかけると、いわゆる“へたる”ことが多い。ウレタン材が元に戻るには約1日かかるので、処理量や頻度が少ないうちはまだいいのですが、頻度が増えてくると問題になってくるかもしれません。
今後の久保田さんの改良に期待したいところです。

最後に
今日はご多用の中、動物輸血についていろいろ教えていただいてありがとうございます。
動物医療も徐々に高度化してきていること、また輸血などのニーズが高まっていることを、肌で感じさせていただきました。
今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。